シート（梱包）が外されるとき��2008.12.１１
工事中建物を覆うシートは、安全、環境影響低減、防犯等の対策のためです。しかし、景観の視点で見ると美術家のクリストのプロジェクト「梱包」にも通底するものがあります。梱包の場合は既にある物を包み込み存在の表層を消すわけですが、施工中のシートは逆に生成される建物を隠して、梱包を解くときに一気に景観の中に解き放つわけです。建築家としては、梱包されている間はイメージの中に留まっていますが、解かれ始めると現実に建物が転移するような気がします。シートの中という胎内で育てられた建物が社会に誕生させられるのです。�〆�、教育施設プロジェクトの一部のシートが外され始めました。感無量といいますか、ワクワクドキドキしはじめています。
��南面の半分程度が、見え始めました。毎日現場で確認しています。（12月2日）
�Ｆ醋未梁臧�分が見えてきました。下層部はもう少し先です。
毎日確認しています。自分がイメージしていたのと同じか？違うか？自問自答しながら。イメージと実物との差異。陶芸家も釜から出すまで作品が確定しないといいます。陶芸の釜出しと建築のシート外しは似ているところがあるかもしれません。（12月7日）
南面下部のエントランス部分のシートも外れました。完成形に近づいています。（12月11日）
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「徹底討論 日本にできるか建築家法２」
月刊誌 建築ジャーナル2008年11月号出席しました「徹底討論 日本にできるか建築家法２」の座談会が掲載されました。
国際的に建築家資格のグローバルスタンダード化が進んでいます。アジアの諸国（中国、台湾、韓国）でも建築家法による建築家資格が広がる中、日本は孤立してきています。そうした情勢の中で、近い将来に建築家資格が必要になると考えています。
月刊誌 建築ジャーナル
地域のランドマークとなる教育施設プロジェクト
教育施設プロジェクトが2009年1月の完成に向けて進んでいます。吉野川から北の徳島平野では最大級の規模です。地域のランドマークになることも考慮したデザインとしています。
日本の温暖多湿な環境の中でもっとも美しい外観の色として長年追求してきたグレーとホワイトで外壁を構成しています。
省エネ化の一つの方法として緑色の熱線吸収ガラスを使用しています。
教育と施設の情報化、機能の多元的複合性、「いき」の美学を追求したデザイン・・・これから、このプロジェクトをインフォメーションとエッセイで多面的に紹介していきます。
四国大学
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